人の話を聴いていると何だか疲れてしまう…

そんな事はないでしょうか？

人の話を聴いていて、疲れてしまうのはどんなとき？

今年はじめての「悩み吐き出し会」では、『聴く』訓練を行う講座が行われました。『聴く』訓練は去年も行われており、一度で習得できるほど簡単なものでないということで、リベンジマッチです。

講座のメインはグループワークなのですが、その前に入念にウォーミングアップを行います。何事も準備は大事ですね！

「悩み吐き出し会」のテーマ

今回のテーマは『相手のことを決めつけずに”聴く”』ことです。

これが簡単そうにみえて、なかなか難しい…。どうしても話をする人のそれまでの印象、情報などから“なんらかの先入観”を抱いてしまいがちです。

まずはウォーミングアップ

◎人の話を聴くと疲れてしまうのはどんな時？

参加者みんなで、それはどんな時なのか意見を出し合います。

・興味がない話題を続けられた時

・一方的に話された時

このような意見が出ました。「あるある」ですね…。

◎相手の事を決めつけてしまうのはどんな時？

やはり同じように参加者同士で意見を出し合います。

・この人、マウントをとってくる人だー。

・自分の意見、主張がメインで聞く耳もたない人だなぁ。

・この人、なにも判ってないなぁ。

・人の性格を決めつけてしまう。（この人は短気、この人は頑固、等々）

なんだか、読んだだけで疲れてしまう感じですねぇ。むむむ…。

『聴く』うえでの3つのポイント

①相手の現在に集中して聴く

過去の出来事を持ち出さない。昨日のAさんと今日のAさんは違う。10分前のAさんと今現在のAさんは違う。ということです！

②自分の考えが頭に浮かんだら横に置く

こうすればいいのに～。何をアドバイスすればいいの？等と思っても、よいしょっ！と横に置きます。

③相手に評価をくださないで聴く

話すのが上手な人だなぁ。この人って〇〇な人だなぁ。と決めつけずに、相手のことを知らない前提で聴きます。

さてさて、ポイントを確認し終わったところでウォームアップもばっちり、それではグループワークです！

カーン♪(ゴング音)

グループワーク

３人ずつの小さなグループに分かれ、以下のお題について順番に話していきます。時間は３分です。ちゃんと話せるかな…。うまく聴けるかな…。

• 今、ハマっていること、興味関心があること
• ちょっと悩んでいること、ちょっと困っていること

一人が話し終わるごとに、感想を出し合います。

振り返りを挟むことで、都度、問題点や課題が確認できます。

話す時間が余ってしまう人も居れば、時間が足りなくて話し切れない人も。

人それぞれで、面白いですね。決められた時間で伝える力を養うことにも繋がりそうです。

「話すのが苦手なのだけど…」という方も多いのですが、うまく話す必要はないのです。「話すこと」、それ自体が大事！

それぞれのやり方で、それぞれがやれることをやればOKです！

利用者ブラックサンダーの感想

この会の楽しいところは、他の利用者さんの話が聴けることですね。

「こんなことに興味があるんだ」「そんな趣味があるんだ」等々と意外な一面（？）を知ることが出来るのも楽しい部分のひとつです。

難しいところは、やはり『聴く』ことそのものでしょうか。ニュートラルな姿勢を保ちつつ、『聴く』ことに専念することは、実際にやってみると本当に難しい！この企画は『聴く』ことと『話す』こと、両方を皆で楽しみながら一生懸命にやる良い機会だと思います。

今日もお読みいただきありがとうございました。

※こちらの記事は利用者のブラックサンダー作・職員河合の編集でお送りしました。

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