自律神経のはたらき

私たちの体には脊髄というものがあります。

脊髄は、脳からスタートし、首～背中～お尻にかけて、背骨に覆われた状態で繋がっています。

さらにいうと、脊髄からは自律神経が伸びています。

 

自律神経は内臓や血管の働きをコントロールしてくれる大切な神経。

交感神経（やる気モード）と副交神感経（リラックスモード）の２種類があります。

どちらか一方ではだめで、この両方のスイッチを上手に切り替えて、私たちは生きています。

自律神経の乱れると起きる不調

自律神経が乱れると、体に様々な不調が起きます。

不眠・頭痛・めまい・多汗・冷や汗・口の渇き・目の疲れ、肩こりなど、症状はさまざまです。

放っておくと自律神経失調症・うつ病などに重傷化してしまうこともあるので注意が必要です。

自律神経が整うことでの良い変化

◎交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズになって集中力が上がる

◎睡眠の質が高まり、夜眠りやすくり、朝起きやすくなる

◎身体の過度の緊張がとれリラックスして行動できる

◎イライラしなくなり、心が安定する

などの良い変化が起きます。

自律神経が乱れにくい生活とは？

適度に動き、適度に食べ、適度におしゃべりをし、適度に笑い、適度に寝ることです。

適度というのが一つのキーワードです。

●適度な運動とは？

疲れたけど何となく心地が良くまた明日もやりたいと思うレベル

●適度な食事量とは？

もう少し食べたい気持ちもあるけれど、この辺にしとくかと思えるレベル

●適切な食事とは？

５大栄養素のバランスが良く、彩りのある、体が喜び、心に満足感のある食事

●適度なおしゃべりとは？

しゃべりすぎることもなく、黙りすぎることもないレベル

●適度に寝るとは？

寝すぎることも寝なさすぎることもないので、

朝の目覚めが良く、寝つきが良く、日中スッキリしている状態。

結論としては、「その人によって、その時によって違う！」

身体や心を常に観察し、自分に必要なものや量を決めていくのが自律神経を整える秘訣です。

こまめに、身体の声や心の声に耳を傾けてあげてくださいね(^^♪

適度が分からない

適度ってどれくらい？基準が知りたい！

そんな方への方法は大きく二つ！

①近くにいる人の中で、なんかこの人いつも元気で雰囲気がいいなぁと思う人の生活習慣を真似てしばらく実践してみる！

毎日生き生きとしている人からは、必ずヒントをもらえます。

②健康や体のしくみについて勉強する！

本やインターネットで気になることを調べたり、健康セミナーに参加したりすることで、

なぜその食生活や生活習慣を改めたほうがいいのか、取り入れたほうがいいのか？知ることができます。

自律神経を整えるヨガ

自律神経は背骨に覆われる脊髄から出ている神経なので、背骨と密接に関係があるといわれています。

そのため、背骨の動きがスムーズであることが自律神経を整った状態にするためにはとっても大事。

背骨周りの筋肉が固まったりしている場合は、伸ばしたりねじったり、呼吸を深めたりすることで、

背骨の動きが良くなり、自律神経の働きにもプラスに働く可能性があります。

ねじりのポーズのやり方

①足を伸ばして座ります

②左の膝を曲げ、手で抱えます

③左足をクロスして右ひざの外側に置きます

④右手を左ひざ、左手を床につきます。

④息を吸って背筋を伸ばし、上半身を左へねじります

ポーズのポイント

★背骨が丸くならないように、手とお尻で床を押し、頭を引き上げます。

★胸を開き、ゆっくりとした呼吸を意識してみてください。

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