ペットボトル症候群に気を付けよう

こんにちは。パレット稲毛海岸スタッフ・中島です。

8月になりましたね。暑い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか？

今日のテーマは「夏の水分補給」についてお伝えしたいと思ったのですが、皆さんは夏の水分補給と聞いてどんな飲み物を思い浮かべますか？

「そりゃもちろん生中でしょ」「レモンサワー一択!!」などと某スタッフから聞こえてきそうですが、ここではあくまでお酒以外の水分補給についてお話ししたいと思います。

夏の飲み物として「スポーツドリンク」を思い浮かべる方も多いと思います。

確かに水分だけでなく汗として体外に排出されたカリウムやナトリウムイオンなどの電解質も同時に補給できる大変優れた飲み物です。

しかし、スポーツドリンクなどの清涼飲料を飲みすぎてしまうことで摂り過ぎになってしまう栄養素があることにも目を向ける必要があります。

さて、摂り過ぎに注意したいその栄養素とは何か・・・？
それはズバリ「糖分」です！

この糖分、もちろんエネルギー源として身体に必要なものであることに間違いないのですが、現代の食習慣はただでさえ糖質過多になりやすい傾向があります。

夏は汗をかきます。夏の暑さによって身体が熱くなりすぎないように体温を下げるために働くのがこの汗です。

要は身体を冷やすために体内の水分を排出しているわけですから、失われた分は補給しなければなりません。

ゆえに、汗をかいたら喉が渇くのです。

そこで本来なら汗として体外に排出された水分とカリウムやナトリウムイオンなどの電解質を失われた分だけ補給すればいいのですが、スポーツドリンクのような糖分まで含んだ飲み物で補給すると血糖値の上昇を引き起こします。

血糖値が上昇するとさらにのどが渇きます！

その渇きに従ってさらに清涼飲料水を飲んでしまうサイクルが出来上がってしまうと、さらに血糖値の上昇を引き起こすことで急性の糖尿病と言われる症状を引き起こしてしまいます。

これがブログのタイトルにもある「ペットボトル症候群」と言われるものです。

「ペットボトル症候群」とは医学的には「清涼飲料水ケトーシス」といわれ、清涼飲料水を摂ることで糖分の摂取量が過剰になることで、血液中にケトン体といわれる物質が増えてしまい、著しい喉の渇き・体重減少・倦怠感などの症状を引き起こし、ひどくなると、意識がもうろうとし、昏睡状態に陥ることもあるそうです。

そんな恐ろしいペットボトル症候群を防ぐために私がおすすめしたい飲み物があります。

それは「麦茶」です。

麦茶は水分とカリウムをしっかり補給できるうえに糖分もこれまた血糖値を上げる効果のあるカフェインも含まない飲み物です。

カフェインを多く含む飲み物は利尿作用も高く、汗として排出された水分を身体に補給するという意味でもやや不向き。

夏の水分補給は正しい知識を持って、体調を崩すことなく厳しい夏を乗り切りたいものです。

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