身体を疲れさせる食べ方をしていませんか？～バランスの良い食事とは？～

無意識に食べ物を口にしていませんか？

「普段、無意識に食べ物を口に運んでいる」方も多いのではないでしょうか？

今朝何食べたっけ？

昨日の夜ごはんはなんだっけ？

何をどのくらい食べたっけ？

思い出せますか？

現代は飽食の時代、早朝でも夜中でもいつでも食べ物が手に入ります。

忙しい毎日の中で、ぱっと食べられるものを選んだり、PCやスマホを見ながら、ムシャムシャ。

なんて生活を続けていないでしょうか？

食べることは本来身体に元気をくれるものですが、食べ方によっては身体を疲れさせてしまうこともあるそうです。

身体を疲れさせる食べ方

食べる量が多い。

食べ過ぎると、胃がフル稼働になって疲れてしまい大きな負担がかかります。その結果、胃もたれや消化不良を起こしやすくなり、胃がんや大腸がんなどの大きな病につながる可能性があります。

動いた分以上食べると、身体は食べ物を脂肪として蓄えるため、体重の増加につながります。

太ると今度は、動くのが面倒になって外出や運動が嫌になったり、足の関節にたくさんの体重がかかって関節に痛みが出る可能性も高くなるので要注意です。

「何となく疲れる」はもしかしたら、食べ過ぎが原因かもしれません！

食べるスピードが早い。

食べ物をよく噛まないと、食道を通るのも一苦労。

噛まずに食べることで、胃が食べ物を消化をするのにたくさんのエネルギーと時間が必要になります。

きちんと嚙むことで「だ液」が分泌され、でんぷんを分解したり、消化吸収を助ける消化酵素（アミラーゼ）が分泌されるため、消化はスムーズになります。

また、胃が食べ物を消化している間、胃の消化にたくさんの血液が使われるため、ほかのところに血液が行きづらくなります。

ゆっくり噛んで食べることで胃の消化活動がスムーズになり、胃への負担も軽減できます。

加工食品ばかり食べている。

コンビニ弁当、スナック菓子、ジュース・・・。

いつも同じものばかり食べてばかりいませんか？

「まごわやさしい」を取り入れて、バランスよく食べることで栄養バランスが整います。

現代の日本は、安価で、手軽に食べやすい加工食品が手に入りやすい環境です。

そのため、何も考えずに食べると加工食品ばかりを食べることになります。

加工食品は、加工の段階でもともと食材に含まれていた体に必要なビタミンミネラルが省かれてしまっているものが多いです。

ビタミンやミネラルには、身体の免疫力を高めてくれる働きがあるので、不足すると病気にかかりやすくなってしまいます。

また、加工食品には、砂糖、小麦、植物性油脂、化学調味料など、身体に炎症を起こすものが大量に含まれています。

血糖値の乱降下などが起き、イライラしたり、気持ちが沈んだり、気分にも影響するそうです。

血糖値の急上昇や血圧の上昇を引き起こし、高血圧や高脂血症などの血液がドロドロな状態に。

さらに進行すると、くも膜下出血、糖尿病やがんなど、重大な病につながります。

バランスの良い食べ方を知ろう

不足しがちなビタミンミネラルの役割

ビタミンは、役割の1つは身体を動かすためのエネルギーを作り出すサポート役です。タンパク質などのほかの栄養素と一緒に使われます。

筋肉や神経、血行などのからだの調子が悪い部分を修復したり、抵抗力をつけたりすることで、健康を保つ役割があるそうです。

ミネラルは、人間の臓器や細胞の活動をサポートしたり歯や骨のもとになったりといったとても重要なはたらきをしています。生きていくうえで欠かせません。

合言葉は「まごわやさしい」

まごわやさしいとは、バランスよく食べるための合言葉です。

不足しがちなビタミンやミネラルを摂るのにも最適です！

ぜひどんな風に食べるのか覚えておいてください♪

ま（豆類）

糖質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル等の栄養素をバランスよく含んでいる上、食物繊維やポリフェノール等の機能性成分も豊富です。

ご（ごま・ナッツ類も含む）

ごまやナッツなどにはたんぱく質・ミネラル・脂質が多く含まれているそうです。ただ、消化しにくいので、刻んだり、すりつぶしたりすることで吸収しやすくなります。

わ（わかめ、ひじき、のりなどの海藻類）

ミネラルや、水に溶けやすい食物繊維が豊富に含まれます。お味噌汁などで手軽に摂ることができます。

ミネラルの中では鉄分が特に豊富なので、貧血の方は積極的に摂ると良いかもしれません。

や（野菜）

ほぼすべての野菜にビタミンミネラルが含まれ、食物繊維も豊富です。

サラダやスープにして食べれば、野菜の栄養をまるごと摂取できるのでおすすめです。

さ（魚・肉・卵）

魚、肉、卵に含まれる主な栄養素はタンパク質です。

タンパク質は体を作る構成要素で、酵素やホルモンなど体の機能を調節する大切な役割を果たしているそうです。

不足すると、免疫機能が低下して抵抗力が弱くなり、さまざまな病気にかかりやすくなります。 また、筋力も低下します。

し（しいたけなどのキノコ類）

食物繊維を多く含むため、腸内の善玉菌を増やすことが期待できる食材。骨を強くするビタミンDも多く含み、ウイルスや菌に対して、感染症の発症予防効果や、筋肉維持に関与するそうです。

い（いも類）

食物繊維もたくさん含んでいるため、血糖値を急激に上げすぎることなく、脳や体のエネルギー源になります。ビタミンやミネラル、抗酸化作用のあるポリフェノールなども豊富だそうです。

 

「まごわやさしい」を合言葉にバランスよく食べることで、身体を健康に維持するための栄養をバランスよくとることができ、腸内環境が良くなり便秘が改善されたり、睡眠の質が良くなったり、良い変化がたくさん出てくるのでぜひ試してみてください。

味わって食べよう

いちばん大切なのは、食べ物一つ一つをなるべく味わって食べることです。

どんな味がするのか？どんな香りがするのか？

身体に記憶しながら味わって食べてみてください。

シンプルに食べよう

加工の過程が多いほど、失われる栄養も増え、添加される化学調味料も増えるので体への負担も大きくなります。シンプルに調理されたものや、知っている材料から作られたものを選んで食べると健康的な食事になりやすいです。

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