2024.08.22

［40代、精神、一般事務、リワーク（復職）］☆就職者アンケート

パレット市原市役所前から就職した方の声をお届けします！！

就職された方からメッセージをいただきました。

パレットに通う経緯や、通所中に感じたこと、就職先や今後の目標について等、実際に通所された方の生の声を知ることができます。

プロフィール

年齢：40代
種別：精神障害
職種：一般事務

就職先について教えてください。

製鉄関連会社（研究事業）での総務部内、購買事務に復職します。

パレットを利用しようと思ったきっかけは何ですか？

会社から千葉市のハローワーク主催・リワークプログラム参加を進められたのですが、距離的な問題等で難しく、パレットのような機関を住まい周辺で探しましたが、あまりなく、その中でも何機関か見学・体験した中で職員さんの対応と、利用者さんの雰囲気が一番良いと感じたので。

利用開始当初、不安だったことはありますか？

他の利用者さんと上手くやっていけるのか不安はありました。

また、正直に言うとプログラムが物足りないのでは？と思う部分がありましたが、私はコミュニケーションに関しての問題が大きかったので、SST等のプログラムや他利用者さん、職員さんとのやり取りを通じ、自分の成長を感じる事が出来ました。

どのくらいのペースで通っていましたか？

当初は体調不良やプライベートの事もあり１５日前後の通所であったり、調子を崩してお休みが増えてしまったりしましたが、後期はフルタイム復職を目指していたので、終日で月間２０日以上通所をしていました。

過ごし方で心掛けていたことはありますか？

パレットだけではありませんが、会社でも社会でも色々な方がいて、その中で過ごさなくてはいけない時がありますので、メンタルが整ってからは意識的にプログラムに参加しながらも、他の利用者さんとの距離感には気を使っていました。

資格取得も応援してくれているので、プログラムがない自習時間では意識的に復職に繋がると思える資格を中心に、月に１つは何かを修了・取得する様にしていました。

一番印象に残っていることはなんですか？

自己理解が深まり良い方向に一皮むけた事で、パレット通所中に、生き易くなったと感じられる様になったのが印象深いです。
また、担当職員さんが親身になってサポートをして下さり、私の成長を自分の事の様に喜んでくれたりと、自分の新たな居場所が出来たように感じた事が印象に残っています。

就職活動はどのように進めましたか？

休職中という事もあり、当初は復職と転職をとても悩みました。

積極的にハローワークを活用した就活も出来ないので、自身でインターネットを介した障害者求人サイトやエージェントの利用もして転職活動もしましたが、復職先が復職を歓迎してくださり、条件も合う事から復職となりました。

自分が変化したと思うことはありますか？

自分は物事を「白か黒」といった極端な考え方を、自分にも他者にも押し付けがちなところが大きかったです。現在もそれが抜けきったわけではありませんが、グレーでもいい。と思える柔軟性が出てきました。

それはメンタル関係の資格の勉強と実践に取り組みながら、自己理解を深める努力。過去を受け入れ、未来への展望を持つ。他者視点を取り入れる事を意識する。等に励んだ事で、困難もありましたが、乗り越える事が出来た！という事実。そこから得た小さな自信の積み重ねを、パレットに通所しながら獲得し、生き易い考え方を身につけた事が大きな変化だと思っています。

今後の目標を教えてください！

現在、ライフチャート表や、生活リズム表等を現在習慣化しており、自分を客観的に見る事で、バイオリズムの予知に役立てています。正直面倒くさいと思う日もありますが、これを続け、病気の寛快とその継続の道筋を作り、その上で、細くても長く、家族や仲間を大切にし、仕事を、人生を続けていきたいです。

パレットをこれから利用する方へメッセージをお願いします。

これからパレットに来る方は沢山の不安が渦巻いてると思いますが、決して焦らず、誰かと比較したりせず、自分の中の低いハードルからひとつずつ越えて、その成功体験を自信に変えて未来へ進んでいって欲しいです。

他の就労移行支援施設を何箇所か見学や体験に行きましたが、パレットは職員さんも、プログラムも利用者さんの質も良いと個人的に思いますし、安心して良いと思います。
プログラム参加や、資格といった勉強の部分だけでなく、自己理解を深めたり、他者との関わり方だったり、多岐に渡る事が、能動的な意思さえあれば学べる環境が揃っていると思います。

ゴールは就職ではなく、その後も続いていく人生だと思います。その一歩を踏み出すために、どうぞ前向きな気持ちでパレットへ、新たな明るい自分へのドアを叩いてみてください。