外出プログラムを大切にするホントの理由とは？

9月9日（木）に千葉市中央区の千葉県立青葉の森公園内にある千葉県立中央博物館に利用者さん達と出掛けて来ました。お目当ては夏の企画展示「令和３年度夏の展示　うみ鳥っぷ［umi-Trip］ －海鳥とめぐる島の旅・半島の旅－」の鑑賞です。

※　公開は終了しました。

こちらの企画展示は写真撮影可能とのことで「撮りまくるぞ！」と到着時よりテンション高めの私でしたが例によって車内にスマホを置き忘れるという失態により、撮影は同僚の齋藤（げん）さんに任せることに。

さてさて、ここで私からひとつ皆さんに問いかけを（強引ですね）。

「鳥」という文字と「島」という文字、とても似ていますが疑問に感じたことはありませんか？

何でも「島」という字は元々「鳥」から来ているのだそうで〈鳥〉の字の下に〈山〉を繋げて「シマ」と呼んでいたものが後に〈鳥〉の4つの点々を省略して〈山〉の字を繋げて現在の「島」という文字になったそうです。そこから更に派生して「嶋」や「嶌」の文字が生まれたらしいですよ。勉強になりました。

常設展示等も含めて1時間半、館内を鑑賞しました。前職時代から何度となく訪れたことのある私でしたが、ここはいつ来ても常に新鮮な気持ちにさせてくれる場所のひとつですね（ん？忘れっぽいだけですか）。

お昼は事前に座席予約した蘇我の末広街道にある創作中華料理屋「萬福」さんに。

ここはネットで口コミを見ても高評価ばかりの評判のお店。

素敵な中国？のスタッフの方達が話す中国語で店内は活気にあふれており、味もボリュームも文句なく美味しくいただきました。7月に開所して以来、何度となく外食するプログラムがありましたが、パレットの同僚や利用者さん達との外食は楽しいですね(黙食・個食はいつまで配慮するんだろう…)。何はともあれご馳走さまでした。私がいただいた生姜焼き定食も美味しかったです♪リピートしたいです。

就労移行の事業所は全国に数多くあれど、外出プログラムをこれだけ多く実施している事業所はあまりないのではと思いますがどうでしょうか。グループワークに特化していたり、テキストを用いた講義形式のプログラムが主体だったりテレワークを意識したパソコン操作主体のプログラムに特化した事業所も多いかと思いますが、パレット市原市役所前では「就労に直結するプログラム」も大事にしつつ「コミュニケーションづくりを意識したプログラム」や「外出プログラム」を大切に考えています。

「ふざけているだけでしょ（笑）」

「食べに行きたいだけでしょ（笑）」

知人からの心無い発言も時折いただきますが（エールとして受け止めています笑）、外出プログラムから学べるもの（ホントの理由）はたくさんあります。

完全テレワークだったらコミュニケーション関係の構築はひょっとしたら必要最低限で済むのかもしれませんが、進捗状況で報連相の確認はメール上での文字や電話での言葉を介して最低限ありますよね。テレワークだから全くコミュニケーション能力は必要ないとは言えないと思います。ましてや同じ職場で同僚として働くならば、コミュニケーションスキルを高める必要があるのは想像に難くないでしょう（私もまだまだ苦手とするところであります）。

また訳あって自宅で過ごしてきた期間が長い方や普段の移動手段が自動車の方は公共交通機関の乗り継ぎを経験したり、ICカードではなく切符を購入して行くとなると戸惑う方もきっと多いのではないでしょうか。地方に行くとICカードが利用できない交通機関は存在します。また私自身もそうですが、路線バスなどは前から乗ったり後ろから乗ったり、運賃の支払い方法も先払いや後払いなど会社によってそれぞれだったり、同じ行先でも途中のルートが異なったりとバス停を見るだけでは瞬時にわからないことって今までたくさんありませんでしたか？パレットではこのような就労するにあたり、予想される困難事例を事前に掲げ解消するような取り組み（通勤訓練など）を“楽しいプログラム”にして今後も実施していきます。

ちなみに今後のパレット市原市役所前の外出プログラムの予定ですが、9月21日（火）に「パレットで行く味覚狩り2021」と副題を付けての『ぶどう狩り食べ放題ツアー🍇』を予定しています。生活リズムを意識して体調を整えて、当日は職員や他利用者の方々とコミュニケーションを取りながら季節の移り変わりを楽しんでいただくプログラムになればいいなと思います。

また9月23日（木）は『東京ドイツ村』に。こちらのプログラムは先月『旅のしおり』というプログラムで実際に利用者さんが考えられた行程を基に外出を楽しむプログラムになります。ちなみに「企画を立てること」って難しいですよね。ただ「（経費で）行きたいから」だけでは決めていませんよ？

たとえば『旅のしおり』では利用者さんに考えていただく際に私は以下のことをお伝えしています。

• 行きたい場所（目的地）を決める。そこは入場料など費用が掛かるかどうか。手帳があれば減額されるか。
• 交通手段を決める。パレットの車で行くか公共交通機関を使用するか。
• 車で行った場合の高速代や駐車場代、公共交通機関ならいくらかかるか、手帳があれば減額されるか。
• 車で行った場合と公共交通機関の場合のタイムスケジュールを考える。ここで目的地到着時間とパレットまで戻ってこられる時間が妥当なものか（無理が生じるようであれば改めて考慮する必要があります）。
• 昼食場所はどこにするか。
• 一人あたり予算はいくらになるか。
• そしてリスクはないか←いちばん大事！

ここまで本格的に企画立案を立てた上でパレットはプログラムを行っています。でも考えることが好きな方ならワクワクしませんか？そうなんです！『外出プログラム』って奥が深いんです！

「あなたの企画が実際に形となってプログラムに反映される！ご利用者の想いを大事にする場所」そんなパレット市原市役所前をちょっとだけ体験してみませんか？

10月の外出プログラムもお伝えしておきます。見学体験の方も参加OKです。詳しくはお問い合わせください。

10月2日（土）『「#牛久にカフェを作りたいんだ」に行きたいんだ』
【内容】
地域に根差した事業所づくりプロジェクト。小湊鐡道上総牛久駅にできたカフェに立ち寄りほっこりにっこり商店街をブラブラします♪

10月6日（水）『千葉市立郷土博物館鑑賞+ランチ付き』
【内容】
特別展「高度成長期の千葉」。1950年代半ば～1970年代初頭の「高度経済成長期」をテーマに、市原市のお隣千葉市の工業化の進展や大規模団地の造成、家電の普及や公害の克服など、街並みや人々の生活が大きく変貌していく様子を鑑賞するプログラムになります。

10月9日（土）『クロスポ』
【内容】
数十種類のアイテムが10分110円で遊び放題のスポーツエンターテインメント施設!!クロスポ[CROSPO]千葉浜野店に出掛けて身体を動かしてきます。

10月13日（水）27日（水）『高滝ウォーキングカフェ』
【内容】
高滝湖畔を約5kmのウォーキング。休憩は湖畔のカフェで。

10月19日（火）『サラメシ旅！「昼メシ」』
【内容】
地域に根差した事業所づくりプロジェクト。乗り継ぎ訓練を兼ねながら地元のお店を回ります。

10月23日（土）『千葉市動物公園』
【内容】
パレットの皆でライオンやチーターを見に行きます。

ほかにも「他所では見ない」魅力的なプログラムがたくさん！

さあ、まずは資料請求をしてみませんか？

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