2021.07.12

まずは体験で１時間休憩しにきませんか。

はじめまして。パレット市原市役所前で施設長兼管理者兼サービス管理責任者(う…長い💧)をしている三橋と申します。よろしくお願いいたします。

おかげさまで7月1日に無事開所することができました。開所にいたるまでにたくさんの方の支援をいただきました。ありがとうございました。ここからは私たちスタッフ一同で地域に根差した利用者主体の障がい福祉サービス実現に向けて頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。

さてパレット市原市役所前の特徴というと「開放感のある広さ」が挙げられます。内装を手掛ける私たちの法人代表が実際に汗水流して「利用する方々が使いやすいように」と想いの込めた建物内のレイアウトを基にスタッフ内で話しながら備品を購入したり配置を変更したりと創意工夫の毎日です。また実際に体験されている方々から意見をいただき反映した箇所もあります。

私が今取り組んでいるのは“プログラムの充実”と“休憩スペース”について。パレットはテキストによる講義ではなく、職員が毎月ひとつひとつ内容を考えたオリジナルプログラムが自慢の事業所なので、市原の持つ開放感のある広さを生かし銚子や稲毛海岸の事業所に引けを取らないプログラム内容の充実を図るべく色々と考え中です。また休憩スペースを快適にし居心地の良い空間作りをすることは、パレットを利用される方々の訓練時間と休憩時間のメリハリを付けることにも繋がり、もし「何となく集中できないな」「疲れたな」という場合にも気分転換ができる環境があることで結果的に仕事(訓練)の効率も上がるものと思っています。今後の利用者さん同士や職員を交えてのコミュニケーションの構築にもきっと役立つことでしょう。

Google検索で試しに【休憩職場】と入れてみると「休憩　取れない　職場」「職場　休憩　無言」「職場　休憩　苦痛」を始めとした様々なネガティブなワードが出てきます。これは私も以前経験してきたことですが「休憩時間も返上して仕事した」「休んでいるどころではない」「休日だけれど（サービスで）事業所に来て仕事している」と周囲に言いふらすことで同僚や上司へのアピールと自分に対して（自分自身を納得させる意味など）様々な意味が込められた“承認欲求”を充たそうとする気持ちが強かったのですが、果たしてそのような人間に対してどれだけの人が認めてくれるでしょうか。「自分には無理だから巻き込まないでね」とか「自分は責任者にはなりたくない」と思う人の方がきっと多いのではないでしょうか。人間は集中を保つためには、リラックスする時間が必要不可欠であるにもかかわらず、上手な休憩時間の取り方は学校で教えてくれません。私が今まで同僚に対して見せてきた『一生懸命仕事をしている姿』は正しいことと認識し、これまで疑いもせず伝えてきたつもりでしたが、それは誤った認識だったかもしれません。人はやはり時間に対してメリハリを付けなければよいパフォーマンスは発揮できません。

就労移行ではよく「最初は週２で２時間ずつの通所」を目指すところが多いかと思いますが、パレット市原市役所前を利用される皆さんにはぜひ「週2で2時間ずつ、そして前後の昼休み1時間はしっかり休憩」をしていただき、誰かと話したりゆっくり一人の時間を楽しんでご自身にあった休息の取り方について学んでいただけたらと思います。

私もいつでもあなたの上手な休憩の取り方のお手伝いをしますよ。←